日本人の2型糖尿病の半数50%以上は標準体重以下かやせ形。BMIの数値見ると25以下が50%を占める
メタボと糖尿病は、あまり関係がない
欧州の糖尿病患者にはメタボ肥満が多いのに対して日本を含むアジア各国では、欧米人に比べて血糖値を下げるインスリン分泌能力が低いため、
太っていなくても糖尿病になりやすい体質を持っている
これは、欧米人とアジア人との間の大昔からこれまでの食生活の違いから生まれました
欧州では8000年前に牧畜が、アジアでは1万年前に農耕が始まりました
肉中心の食事では多量のインスリンを必要とするため、欧米人はインスリンを多く作れる体質になった。一方、穀物中心のアジア人の体はインスリンの分泌が少量でよかった
日本人はこれまで雑穀中心とした食生活だったのにも関わらず、ここ50年の間に欧米化した食事をとるようになりました
体質的にインスリンの分泌が少ないにもかかわらず、高脂肪・高カロリーの食事をとるようになったために、やせ型の糖尿病が多い
インスリンが間に合って肥満(メタボ)になる人の方が糖尿病のリスクが低い、
食べても太れない人(メタボでない人)はもともとインスリンの分泌が悪く
少し体重が増えただけでもインスリン不足になり、肥満になる前に糖尿病になる
日本人はインスリンを十分に出せない人が多いだけでなく、食事のとき分泌されるのが遅い
対策
食事は20分以上かけてゆっくり食べる。ひと口入れたらよく噛んで、すべて飲み込んだら次を入れる
野菜など食物繊維と一緒に食べないと吸収が早く血糖が上がりやすい
メタボ・生活習慣病とは 心臓や脳血管などの「内臓の病気」
糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満、心臓病、脳卒中は
体重の増加、血糖値・血圧の異常などから静かに進行していきます。
動脈硬化が進むと、循環器病やその他重症の合併症に進展
実際は少しメタボのほうが長生きである
重症化や認知症・メタボ・ロコモ・うつ・ガンが合併しないようにすることが重要
メタボリックシンドロームでの鍼灸治療
作用機序のひとつとして有力と思われる自律神経についての研究。
脂肪組織からの自律神経求心路が視床下部におけるレプチン感受性を調節していることが示された。脂肪組織はエネルギーの貯蔵庫やホルモン(アディポサイトカイン)の分泌臓器としての役割だけでなく、自律神経の情報を発信し全身の代謝を調節するシグナル源としての役割を果たしている。薬剤その他でこの経路を活性化する手法が開発されれば、レプチン抵抗性の改善による肥満の軽減につながる可能性がある。 肝臓からの自律神経ネットワークが、基礎代謝亢進や脂肪組織における脂肪分解を引き起こす。自律神経系ネットワークは、過栄養時に基礎代謝を亢進させ肥満を予防するフィードバック機構として機能している。個々人には体重のセットポイントがある
認知症・メタボ・ロコモ・うつ・ガンが合併すると重症化するので、当院では、未病・不定愁訴の段階で予防します