ロコモティブシンドローム 運動器の障害
骨粗鬆症、変形性関節症、関節リウマチ、脊椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折、腰部脊柱管狭窄症
運動器とは
骨、脊椎、軟骨、関節 筋肉、靭帯、腱 脳、脊髄、末梢神経
ロコモは、骨・関節・筋肉などの運動器の機能が低下したために「痛み」「変形」「関節の動きの制限」「筋力低下」「バランス低下」などが生じ、生活の自立度が下がる状態を言います。何も対処しないでいると、将来介護が必要になったり寝たきりになったりするおそれがあります
高齢になってからロコモになるのではなく、若い世代でも日常的に運動をせず、身体をあまやかす人は立派なロコモ予備軍です 骨量は年齢によって変化し、骨・関節・筋肉の機能は40代に大きな曲がり角を迎えるため、弱った骨や筋肉のまま40、50代に突入すると、60代以降は思うように身体が動かなくなる危険性もあります。適正な運動負荷は骨や筋肉、軟骨や椎間板を強く丈夫に維持します
高齢の方について、介護が必要となる原因を調べた統計によると、関節疾患や骨折・転倒がきっかけとなり、足腰が弱るなどの運動機能の低下が原因になっているケースが全体の約2割を占めており、脳卒中や認知症などの病気と並んで近年大きな問題になっています
ロコチェック ①階段を上るのに手すりが必要である ②15分くらい続けて歩けない ③片足立ちで靴下がはけない ④横断歩道を青信号で渡りきれない ⑤家のなかでつまずいたり滑ったりする 上記の中で一つでも心当たりがあれば、ロコモティブシンドロームとなります
認知症・メタボ・ロコモ・うつ・ガンが合併すると重症化するので、当院では、未病・不定愁訴の段階で予防します