トリガーポイント治療は経済効果あり
●痛み 経済損失
1年間に人口の80%が疼痛を発症 国民愁訴の上位は疼痛に関連した疾患
慢性痛患者の割合は人口の23%
疼痛患者の80%は今の医療に満足していない その理由第一位は 整形 整体 マッサージ効果がない
慢性痛患者の特徴
慢性痛鵜の原因が明確にわからない患者の割合 7~8割
不定愁訴を訴える割合 8割以上
慢性痛患者の医療費 慢性腰痛患者を例に 慢性痛患者の40%
慢性腰痛の医療費 615億円/年
慢性腰痛のために失われた労働的損失 709億円/年
慢性腰痛のために使われた社会経済的費用 347億円/年
慢性腰痛全体の社会的損失は3700億円/年
●病気による年間損失金額は約3.3兆円
病気が原因で、失業や休職など生産性が低下し、社会経済活動に悪影響を与えます
社会経済的損失が大きい病気の第1位はうつ病などの精神疾患 年間1兆円
第2位は、慢性的疼痛による経済的損失額 約3,700億円
背中、首、肩などの慢性的な痛み、偏頭痛、関節炎等
労働生産性の低下による経済的損失を引き起こす要因を疾病別に見てみると、慢性的疼痛が原因の45%近くを占めている
長引く痛みは、離婚や家庭崩壊など個人としての生活の質も落とします。痛みを放置して慢性化する前に、積極的な治療を受けることが大切です
国の収入の6.6%は、病気が原因で目に見えない損失をしている計算となります
●痛みで家庭崩壊も
痛みは、社会的な経済的損失だけではなく、個人としての生活の質も落とします。痛みを慢性的に抱え込むと、自殺率の上昇や10年生存率を低下させるなどの医学的論拠が出ています。痛みの慢性化で、休業や失業によって思うように働けないイライラ、抑うつ状態をきたす場合もあります。痛いのが嫌だからと体を動かさずじっとしていると、骨や筋力が低下し、転倒や骨折の可能性を高めます。
さらに、痛みによる職場と社会性の喪失は、家族関係を破綻させる原因となります。経済的困窮から家庭内不和、離婚問題、家庭崩壊が生まれます。長引く痛みは再就職を困難にし、さらに自分を追い込んでしまうことがあります。会社の上司から、「本当に痛いの? さっさと治してきて」と、プレッシャーをかけられたり、家族から、「あなたに、もっとがんばってもらわなきゃ困るのよ」と言われたらどうでしょうか。その痛みの苦悩はさらに増幅し、新たな痛みを引き寄せ、痛みの重症化、慢性化の要因となります。一方で、痛みを抱えた人が、痛みのストレスを家族や周囲に爆発させ、パートナーに八つ当たりしていたらどうなるでしょうか。きっと家庭崩壊を加速させ、更なる社会的孤立を深めることでしょう。
痛みは個人・社会的な経済的損失 ③まであります