背外側前頭前皮質(dlPFC)とは
前頭前野(前頭前皮質)は、複雑な認知行動の計画、適切な社会的行動の調節など、脳のもっとも高度な機能をコントロールしているといわれています。背外側前頭前皮質(dlPFC)は、その前頭前野に含まれます。
背外側前頭前皮質(dlPFC)は「知能」を担当する部分。意思決定を行い、合理的にものごとを考え、情動を抑制するなど、さまざまな機能がある。
dlPFC は、“脳のなかの脳”とも呼ばれています。脳が人間の司令塔ならば、dlPFC はその最高司令官
脳の前頭葉にあるDLPFC(背外側前頭前野)の機能、役目
① 物事の判断、意欲、興味をつかさどる コントロールする
この機能が低下すると、活力を失い、やる気がなくなる (食べ過ぎ・肥満)
② 桃体(へんとう体)のバランスを整える
扁桃体(へんとう体)は、不安、悲しみ、自己嫌悪、恐怖などの感情をつかさどる。ネガティブな感情が生まれるところ(DLPFCは扁桃体の正常な活動を制御しています)この機能が低下すると、これらの色々な感情が強く出てしまいます。(うつ病 ストレス 自律神経)
③痛みを制御する
幻痛(まぼろしの痛み)を制御し、痛みを減少させ、ついには痛みを無くしてしまう
痛みの興奮を抑える役目があると考えられます。(腰痛・慢性痛)
うつ病患者の場合、脳の状態
1)DLPFCの活動が弱り判断力や意欲が低下
2)扁桃体が過剰に活動、不安・恐怖・悲しみが止まらない
DLPFCを正常に保つには
当院の頭の鍼
脳・中枢神経にも効果的。脳機能向上を目指します。
DLPFCは、痛みの回路を鎮める働きがあると言われています。
低下したDLPFC(背外側前頭前野)の機能回復を促すこと
により痛みの解消が期待できます。
慢性の痛み、首腰肩膝頭痛、自律神経症状、うつ
めまい耳鳴り、不眠、更年期障害
自己免疫疾患、鼻炎、認知症
脳神経疾患、脳梗塞・麻痺、ダイエット
経頭蓋直流電気刺激(tDCS)について
tDCSは(transcranial Direct Current Stimulation、経頭蓋直流刺激)といって、脳を電気刺激する方法
頭皮の表面に、弱い電流を流すことにより脳細胞の活動を刺激し、うつ病などの精神疾患の治療や脳卒中のリハビリ、片頭痛、痴呆・認知機能の低下のような多様な状態の治療などに用いる
微細な電気信号命令でも、脳の神経細胞であるニューロン間の神経伝達能率がかさ上げされた状態になる
具体的な脳機能・体の行動に繋がる電気信号の強さになる。
学習能力やワーキングメモリ(作業記憶)が向上し、痛み、うつ病の改善