体の各部位の機能を受け持つ範囲が、大脳でどのくらいの割合を占めているかを示しています。
顔・舌や唇(くちびる)・手や手の指(とくに人差し指)・目が大きいのが目立つ。
手や舌、唇に関係する脳の部分の面積は広くなっている。
それだけ繊細な部分である、ということです。
つまり、運動野(感覚野)のたくさんの部分を使っているとてもたくさんの脳を使っているという事です繊細で多様な動きや感覚をもち、普段よく使うところの脳が発達しており、そこが手や唇・舌・顔ということです。
動物の場合も、敏感なところ(=大脳皮質で大きな面積をしめるとこと)は大きく、鈍感なところは小さく描くと、その動物がどのような感覚器官に頼って生活しているか、一目瞭然でわかるようになります。
骨格や筋肉をはじめとした、肉体を構成する器官、機能に止まらず、それらをコントロールする心、精神に関しても、しっかり使えば体の器官は発達することになります。
脳の健康で活発に活動することは、やる気が出ている状態です。
それは、前頭葉の中心溝の後にある「体性感覚野」は、手や足など身体の動きを情報としてとらえ、その「体性感覚野」を起点に、脳のほかの部分が活性化されるということです。
すなわち、「体性感覚野」をしっかり働かせることが重要だということです。
上の模型も、体の各部位の機能を受け持つ範囲が、大脳でどのくらいの割合を占めているかを示しています。
「体性感覚野」に届く運動情報は、足からが25%、手からが25%、口を含むあご部からが50%です
歯や歯茎、唇、アゴ、舌、咽頭、手・足などの刺激が「体性感覚野」に与える刺激の大部分を占めています。
人間には話す,発声する能力や手を細かく使う機能があるためと考えられます。
大きく占める部分をうまく刺激してやると効率的に脳を活性化できることになります。
女性はおしゃべりで顔の手入れをし、手をよく使う家事をして、結果、元気で長生きなのも関係しているかもしれません。
ものを咬むというのが健康に良いと昔から言われていますが、五官による知覚の割合は視覚器官が83%、聴覚が11%、臭覚3.5%、触覚1.5%、最後の味覚が1.0%、であるとしています。
食べる(噛む)」という行為は、人間の五感(視・聴・嗅・味・触)を全て刺激する動作です。つまり幅広い情報が脳に伝わり、大脳の広い範囲を興奮させることができるのです。
さらに、よく噛むことは脳への血流を増やします。噛むことのもう一つの効能として、ホルモンを消化管から分泌することがあります。
このホルモンは海馬を刺激して記憶と学習能力を高める働きをします。
食べることは脳の健康上はよいことです。
歌など口とか喉、または手指を動かすことが痴呆予防や脳の活性化によいと言われていますが、動かすことにより、より脳の多くの部分を活性化させることが出来るからです。
当院では、大脳で体の機能を受け持つ範囲の割合が多い
顔から頚部・手足の神経を刺激して脳の活性化、治療効果の向上、健康づくりをおこなっています。
特に美容鍼では、顔から頚部を重点的にするので、美容だけでなく、脳の活性化、体全体での若々しい健康美につながります。