未病
日本では2人に1人、5000万人いると言われています
昔、中国では未病を見つけ未然に病を防ぐ先生が、名医と言われてました。 健康診断や、検査などで異常がなくても、自覚症状がある場合は、未病の状態である可能性があります。 体調不良が長く続けばそれがストレスになり、やがては本当の病気にもなっていってしまいます。
今は、まだ病気にまでは至っていないけれども、このまま放っておいたら病気に発展する状態です。
「未病」の治療とは、ハッキリとした症状が無いうちから鍼灸治療をすること
鍼灸医療は、「未病を治す(未病治)」ことに優れています。つまり、鍼灸を受けていると、免疫機能や新陳代謝が向上したり、 α波(瞑想や坐禅中にあらわれる心地良い脳波の状態)を誘発して、様々な「未病」を治していく
鍼灸医療を定期的に受けている方は、様々な疾患に関して罹患率が低い
未病の症状
頭痛 動悸 のぼせ 不眠 めまい感 疲労 発汗 吐き気 食欲不振 手足のしびれ イライラ 疲れやすい 眠れない 朝起きにくい 手足が冷える 食べ過ぎる 肥ってきた 下痢ぎみ 尿の回数が多い 汗をよくかく 目まいがする いらいらする 動悸がする のぼせる 微熱がある 肩が凝る 頭痛・頭が重い 昼でも眠い 食欲がない 痩せてきた 便秘がち 身体がむくむ 口が渇く 顔がほてる 息切れがする 腰が痛い 生理不順 関節痛
不定愁訴の症状
倦怠感、頭痛、腹痛などの身体的な症状があるにもかかわらず
血圧や心電図、血液検査などをしても検査上の数値には異常がなく
明らかな原因となる身体的異常が見つからない場合、不定愁訴と診断されることがあります。
体全体に及ぶ症状や関連性のない部位でいくつかの症状が同時にみられたり、症状が多様で一定しないなど症状がめまぐるしく変わるのが特徴です。
全身の症状
倦怠感、疲れやすい、突然のほてり・のぼせ、動悸、大汗をかく、皮膚のかゆみ など
感覚器
耳鳴り、嗅覚の異常、味覚の異常、物が二重に見える、唾液分泌の異常、口内乾燥、眼球乾燥 など
消化器
食欲不振、胃痛、胃もたれ、頻尿、便秘、下痢 など
運動器
首や肩・背中のコリ、手足のしびれ、手足の冷え など
泌尿器・生殖器
残尿感、頻尿、血尿、月経異常、性欲低下、性交痛 など
その他
頭痛、頭重、めまい、息切れ、イライラが続く、不安感が続く、不眠症、ノドの異物感 など
不定愁訴という症状は、環境や季節の変化、蓄積疲労、ストレスなどにより自律神経が乱れる(自律神経失調)ことによって引き起こされると考えられています。
不定愁訴の症状には、自律神経失調症という診断名がよくつけられます。
自律神経失調症は、内臓や器官には異常はなくても生活習慣の偏りによって体を働かせる自律神経の機能が低下して起こるものです。
そのために臨床検査では異常が現れないことが多く、また様々な病態が関係しているため、診断が難しいこともあります
女性の不定愁訴とも呼ばれる更年期障害の症状として一般的なのは
頭痛・肩こり・腰痛・めまい・ふらつき・不眠・手足の冷え・息切れ・激しい動悸・ホットフラッシュ(熱くなったと思ったら急に汗が噴きだしてくる)・イライラ感、気分がひどく落ち込むなどです
このように未病と不定愁訴・自律神経症状は似ています