②内関の指圧
1997年、アメリカでつわり症状に対する内関指圧の有効性が認められた。
つわり症状を有する妊婦を対象に、内関指圧群と内関付近の非経穴指圧群に二分し、つわり
症状の出やすい朝に十分間の指圧刺激を行い。悪心と嘔吐のスコアを比較した。その結果、
内関は非経穴に比べて、悪心嘔吐とも有意に効果があることを認めた。
2.妊娠高血圧症候群(旧称:妊娠中毒症)
1)定義
妊娠24週以降に生ずる高血圧。浮腫(体重増加)、尿蛋白、高血圧。子癇前症ともよぶ。
以前は胎盤の毒が原因と考えられていたので、妊娠中毒症との名称をつけていた。
2)分類
①純粋妊娠中毒症(妊娠24週以降に現れる)
体や胎児の変化に妊婦の身体が対応できず、腎機能低下することが考えられている
糸球体腎炎の症状に似ている。出産終了すると症状消失する。
②混合妊娠中毒症
以前から基礎疾患があり、妊娠によって症状が増悪または顕在化したもの。
腎疾患、高血圧、動脈硬化、内分泌疾患など。
③子癇(しかん)
妊娠中毒により起きたテンカン痙攣発作。機序は不明だが脳血管収縮や脳浮腫だとされる。
子癇が起これば、母体は重症である。
3)検査所見:BUN↑、PSP↓
4)治療:安静、食事療法(低塩分、低カロリー)、薬物療法(降圧剤と子癇予防)
3.胎児位置異常(逆子)
1)病態
正常な胎位は後頭位であり、後頭部から産道を出てく
る。逆子とは、骨盤位のことである。胎児が小さいうちは
子宮の羊水内で自由に位置を変えている。次第に胎児が成
長するにつれ子宮に余分なスペースがなくなり、胎児の位
置が固定化してくる妊娠7ヶ月頃になると、逆子の有無が
確定できる(妊娠3 0週の時点で2 0%は逆子)。逆子は
7~8ヵ月で自己回転する可能性がある。
逆子であることは、妊娠中のトラブルにはならないが、骨盤位での分娩の児死亡率は5%で、
これは頭位分娩時の死亡率の2~5倍になる。→帝王切開による分娩を選択することが多い。
2)現代医学治療
逆子と初めて診断されるのは妊娠21~27週ごろで、妊娠後期の2 8週以降の妊婦が、逆子
治療の対象となる。(妊娠30週頃、胎児の30%は逆子であり、10ヶ月に入る頃は
3~5%程度に下がる)
・出産までは逆子体操を続けて、自然に正常位になるのを期待する。
・外回転術:正常位にするために、外から胎児の位置を矯正しようとする。この場合
には胎児仮死や胎盤剥離の危険があるので帝王切開ができる準備をして行なう。
最近では危険の伴う外回転術はあまり行われず、帝王切開での分娩が増加している。
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