慢性前立腺炎、慢性骨盤痛症候群
会陰部不快感・会陰部痛、あるいは下腹部痛や排尿時痛、射精時痛がある男性の多くは慢性前立腺炎が考えられます
慢性前立腺炎、慢性骨盤痛症候群に対する鍼治療
慢性前立腺炎、慢性骨盤痛症候群に対しては仙骨部への鍼治療あるいは、陰部神経鍼通電刺激を行ないます
慢性前立腺炎、慢性骨盤痛症候群の原因の1つとして、骨盤内静脈にうっ滞所見があげられます。これは前立腺の周囲にある静脈の流れが滞った状態であり、長時間の座位などの圧迫で痛みや不快感が増強します。こうしたうっ滞所見があり、会陰部不快感・会陰部痛、あるいは下腹部痛や排尿時痛、射精時痛がある患者さんには、仙骨部鍼治療が有効であります
うっ滞所見がない場合や、仙骨部鍼治療で効果が得られない患者さんには陰部神経鍼通電刺激を行なうと、疼痛や不快感の軽減が得られます