耳は大きく分けて、外耳、中耳、内耳の3つの部分から成り立っています。耳管によって鼻とつながっています。
中耳の場合は炎症と気圧が原因だと考えられます。
耳小骨が、炎症によって癒着したり筋肉が緊張したりするとうまく調整できず、耳鳴りが起こる可能性があります。
内耳が原因の場合もあります。内耳は、外から伝わってきた音の振動を電気信号に変換し、脳に伝える役割を果たします。 内耳の中はリンパ液で満たされており、有毛細胞というアンテナが浮かんでいます。
正確に音をキャッチされなかったり、過敏に音をキャッチしすぎると、耳鳴りが起こると言えます。 リンパ液と細胞への血液の循環を阻害するものとしても炎症が考えられます。
これらは、炎症によって粘膜や筋肉が過敏に興奮したり、循環が悪くなったりしたことが原因と考えられます。 中耳や内耳に炎症をもたらす「耳鳴り」で悩む方は、慢性的に鼻やノドが悪いことが多いです。鼻やノドの気にならない程度の慢性炎症が、耳の状態に影響を与えます。 鼻やノドは「耳管」と呼ばれる管で耳とつながっていて、耳管を通じて炎症や細菌、ウイルスが中耳や内耳に侵入してきます。 その結果、鼓膜や耳小骨の緊張度の変化、リンパ液や細胞の変性を引き起こします。この慢性炎症が中耳や内耳に悪影響を与え続け、耳鳴りや難聴の原因となります。 一時的に耳鳴りが解消させても、些細なきっかけでぶり返して治りにくくさせます。
耳鳴りやめまい、立ちくらみの症状は、慢性炎症で引き起こされています。 炎症を収めるには継続的で根気のいる治療が必要となります。
耳鼻ノドの耳鼻科領域の治療をします