2015年1月 アメリカ科学誌サイエンスの研究論文では
がんの原因は大半のケースで生涯における幹細胞分裂とがんのリスクには相関関係が見られ、3分の2は細胞の突然変異 3分の1は環境的要因や遺伝子に起因している可能性がある
とあります 人の体・疾患について分かっていないことはたくさんあります
細胞の突然変異が起こりやすい人と起こりにくい人に何か違いがあるのだろうか
環境的要因や(遺伝)に対しては予防対策はできます
がんの症状緩和にも鍼灸治療は研究がすすめられています
疾患が悪化して、最先端高度医療になるほど高額になり、予後も悪くなります
厚生労働省の研究班が作った「がんの補完代替医療ガイドブック」によると、がん患者さんの以下の症状を鍼灸治療の対象としています。
痛みや息切れなどの身体症状の軽減 心理的・精神的苦痛の軽減 生活の質(QOL)全般の改善 抗がん剤の副作用である吐気や嘔吐の軽減 手術後の腸閉塞の予防 乳がん治療の副作用である顔面紅潮・のぼせの治療。
日本では、がん検診が広く普及しているにも関わらず、がんの発症、がんによる死亡者数は減っていません。年間100万人が亡くなる中で、約30万人の死因はがんだと言われています。そんな中、QOL(Quality of Life=生活の質)の向上や抗がん剤による副作用の軽減、免疫力の回復などを目的に、鍼灸治療が行われています
免疫力の向上 鍼灸治療では、心身の変調を整えて自然治癒力、免疫力を高めて病魔に対応する という方法をとります。特に、自律神経の変調を整える作用があるとともに、免疫力を向上させる働きがあることがわかっています。
QOL(生活の質)の改善 鍼灸治療を行うと、血行が改善するなど全身的に作用するので、食欲がでたり、睡眠状態や便通も良くなったり、足腰肩のこりや痛み等が改善したりというようにQOLが高まると言われています。QOLが向上すれば、免疫力向上にも繋がりますし、苦痛も減らすことができます。
副作用の軽減 病院などで鍼灸治療を行う場合にはまず西洋医学の治療が優先されますが、西洋医学の及ばない範囲の病態や抗がん剤による副作用の軽減などに対して、鍼灸治療による効果があります。西洋医学の治療による副作用が軽減できれば、QOLも向上し元気にもなり、抗がん剤や放射線による免疫力の低下に対しても極力影響を抑える可能性も高くなります。
緩和ケア
がんそのものによる痛みや、がん治療によるつらさ、また療養生活に伴う苦痛やがん以外の痛みなどの苦痛を和らげ、今まで通りの質の高い日常生活を過ごすための治療や援助をするもの
抗がん剤治療による副作用の痛みやしびれの緩和
リラックスするなど精神状態に対する効果
闘病生活などの長期臥床による筋肉痛の緩和
呼吸困難など終末期における苦痛の緩和。
鍼灸治療は副作用が少なく、手術後や放射線治療などほかの治療法と併用でき、また病期の進行状態にかかわりなく発病から終末期まで治療が可能
がんに対する鍼灸治療といえば、これまではターミナルケア(終末期医療)として行われていましたが、
鍼灸治療を始めてから、宣告された余命より長く生きられた
ほとんど動けなかったが鍼灸院まで歩いてくることができた
痛みなどの症状の緩和やQOL を向上することができた
などの効果があり、緩和ケアに有効ならば治療や予防にも有効であると考えられます
当院では、初めから介護・医療が必要とならないために総合的に、鍼灸治療で予防ができます
鍼灸はりきゅう には予防効果があり、費用も安くなります 定期的に鍼灸はりきゅう治療を受けると様々な疾患の罹患率が低くなります
メタボリックシンドローム・生活習慣病や、ロコモティブシンドローム・運動器の慢性疾患、認知症・心の病、ガンなどの原因は30・40代から進行していくので30・40代以上の方は、これらの疾患が重複しないように、当院の鍼灸はりきゅう治療で健康管理をしていただき、充実した人生を送っていただきたいと思います