トリガーポイント 腰痛 肩こり

加茂先生の著書 要約

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トリガ^ポイント腰痛肩こり

慢性痛
明らかな異常が見られないにもかかわらず、痛みがなくならない状態
腰痛
肩こり
首の痛み
椎間板ヘルニア
頸椎ヘルニア
腰椎すべり症
頚部脊柱管狭窄症
骨の変形
坐骨神経痛
梨状筋症候群
頸椎症
変形性膝関節症
半月板損傷
変形脊椎症
腱板断裂
テニス肘
腱鞘炎
ひざ痛
五十肩
外反母趾
狭心症のような胸の痛み
緊張型頭痛
腰部脊柱管狭窄症
その他の骨・関節に関する痛み、原因不明の痛み

このような診断を受けて三か月以上痛みが続く場合、慢性痛かもしれません

腰痛で整形外科に行ったけど、骨や関節に異常はない 炎症が治まれば治る と湿布をされるだけ。結局、いつまでも治らない
首と肩の痛みがいつもツラくて、整形外科で診てもらったら椎間板ヘルニアがあるといわれて牽引療法を続けているけれど一向に良くならない
脊柱管狭窄症と診断されて手術をしたが、痛みが取れないどころか悪化した
硬膜外ブロックをはじめ、いろいろなブロック注射を受けたが全く効果がない
あらゆる治療をうけたけれど痛みが取れず、夜も眠れない状態でつらい

明らかな異常が見られなくなっているにもかかわらず、痛みがなくならない状態 慢性痛
いつも腰痛がある、肩が痛い、手にしびれを感じる、ひざが痛い
慢性痛 日本国内で約2300万人 日本の人口の19パーセント
5人に1人が中等度以上の慢性痛に悩まされ、そのうち3人に1人が失職または仕事に大きく影響している
育児困難、睡眠不足、うつ、不安、引きこもり、自殺願望、治療のための経済的困窮など社会問題ともなっています

日本は痛みの治療に関しては、先進国のなかでは10~20年遅れている
海外では、椎間板ヘルニアの手術はほとんど行われなくなってしまっている
痛みの原因は 体の構造上の問題とすり替えられている

ヘルニアの手術をしても良くならないことがある
健常な人でもヘルニアはある
痛みがあってもヘルニアはないことがある
保存的治療(手術によらない治療)で簡単に治ることがある

神経の圧迫で痛い 今まかり通ってる説明はウソである

病院の説明
飛び出したヘルニアが神経を刺激しているから痛いのです
神経が圧迫されていることで痛みやしびれが生じているのです
軟骨がすり減ってきていることで痛みを感じるのです
骨や関節が変形していることで痛みが出てきているのです
手術で原因を取り除けば、痛みもしびれもなくなります

手術で良くなったとしても、数か月で再発することがとても多い

痛みやしびれが、ヘルニアや神経の圧迫、骨や関節の変形、摩耗で起きるという説明はすべて間違いです
痛みの原因を 構造の異常からくるものという視点でしか診ようとしないから
構造の異常と、患者さんが感じている慢性の痛みには、はっきりとした因果関係がない

例えば、腱板断裂で半年間も痛みが続くことはありません
中高年の痛みを訴えない健常者の半数に腱板損傷が見られる
もし腱板損傷が起きていたとしても、そのための炎症は3か月もすれば治ってしまいます
特に大きな外傷がなくても、いつの間にか徐々に断裂が起きることがあります
この場合は痛みは感じない

同じことが半月板や椎間板ヘルニアについてもいわれます
もしも骨に異常があるから痛みが出るとするなら、腰の曲がっているお年寄りは全員が腰痛を持っていることになりますが、実際には腰が90度近くまでまがっていても、腰痛などなく毎日を過ごしている方は大勢います
構造の異常と、患者さんが感じている慢性の痛みは、はっきりとした因果関係がない
中高年お痛みを訴えない健常者の半数に腱板損傷が見られる
椎間板ヘルニアの図
脊柱管狭窄症の図

1995年に国際腰痛学会が出した論文によると、腰に痛みを感じていない人を4000人集めてMRIを撮ったところ76%の人に椎間板ヘルニアが見つかっています
骨の構造にヘルニアという異常があるのに、まったく痛みを感じていない人が8割近くいます
痛みを感じていない高齢者の70%に脊柱管狭窄症が見られたというデータがあります
国際腰痛学会のデータでは腰痛のない人の85%に椎間板変性が見られています
肩にまったく痛みがない人でも、50代の4人に1人、65歳以上の約半数の人は肩の腱板に断裂があるというデータや、
60歳以上4割以上が膝の半月板を損傷しているというデータもあります

肩やひざに 構造的な異常があるのに痛みを感じないで、普通に日常生活を送っている人たちがたくさんいる
またMRIやレントゲンを撮ってもどこにも異常がないのに痛みを感じている人もいます
構造の異常と痛みは必ずしも関係しない

骨折、悪性腫瘍(ガン)、感染症、リウマチおよび周辺の炎症性疾患、痛風はMRI・CTなどの画像診断は必要不可欠
それ以外では、原因究明を画像診断に頼っても、痛みの本当の原因を見つけることはできない

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症や軟骨や椎間板の老化が、痛みの原因・炎症を促す物質をつくることはない

痛みを素早くとれば、痛みが慢性化する可能性が少ない

身体的、心理的に痛みを緩和させるアプローチでQOL(生活の質)やADL(日常生活行動)を向上させる

ストレス 心理的ストレス
怒りや不安があるとき、人の体は自律神経が優位になり、筋肉をこわばらせ、血管を収縮させます
交感神経が緊張すると、副腎も同時に刺激されてコルチゾールというホルモンが分泌されます
これによって、さらに過度の緊張状態が継続されて、血管がますます収縮します
血管の収縮は血流の悪化と、組織細胞の酸素欠乏状態を招きます
そして発痛物質が生成され、痛みセンサーを刺激して痛み信号を脳に送ります
交感神経を緊張させることが習慣化してくると、自分でも気づかないうちに、ささいなことで条件反射的に交感神経の緊張と血管の収縮が起こるようになり、筋肉の収縮が積み重ねられてしまう
ストレスが筋骨格系に出る

強い痛みが繰り返し入力され続けると、痛みのメカニズムにゆがみが生じてくるようになります
痛みが常に起きってくると、神経回路がゆがんで、元の正常な状態に戻らなくなり、痛みを感じやすくなったり、別の新たな痛みを引き起こす
痛みが続くと神経の先端が体表に伸びて、受容体の数も増えて、より敏感になります
脊髄に繰り返し痛みの刺激が入ると、脊髄の神経細胞の興奮性が増してしまいます
脳に向かって、長期間持続して痛みの信号が送られると、一種の記憶として信号が神経回路に残り、痛みの原因がなくなった後も痛み信号を送り続けることがある
痛みを放置すると 痛みの悪循環が起こり、脳にその痛みが記憶されて、わずかなことにも反応して痛みを感じるようになってしまう
脳の痛みの回路が、誤作動を起こしだす
不安や恐怖心が 脳の誤作動を引き起こす

痛みが続くと睡眠障害、不安、抑うつになり、それがまた痛みを強く感じさせる
痛みの信号が入力され続けると、脳の痛み抑制機能が低下するために異常興奮が止まらなくなり、痛みを感じ続ける 慢性痛のメカニズム
痛いと感じるのは、脳内に痛みを感じる回路が作られる
構造の損傷が治って、動き続けている痛み回路に、興奮を鎮め、沈静化するのが脳の背外側前頭前野DLPFCです
慢性痛を持っている人の脳はDLPFCの神経細胞が機能しておらず、この部位の活動が低下している
DLPFCの機能を低下させる大きな要因が恐怖心や不安といった心の動き 強いストレスが慢性痛の原因
早めに痛みの治療をしておくことで、慢性の痛みに代わってしまう状況を防ぐことができる

しびれ 原因は筋肉のこわばりによる血行障害で、神経は正常に機能している
筋力低下による歩行困難 脊柱管狭窄症 椎間板ヘルニア
麻痺  神経が何らかの原因で正常に機能していない状態で、感覚がない・鈍い
知覚鈍麻・知覚脱失

痛んだ筋肉が治りきらないうちに、続けて使うことで筋肉は、ますますこわばり、縮こまっていきます。
この状態から元の戻らないことを 拘縮 といい、拘縮すると筋肉のけいれん(スパズム)が起こって、ますます硬くなり短縮していきます
筋組織が酸素欠乏状態に陥り、発痛物質が量産されて筋肉に痛みが出てくるようになります
その筋肉には、固いしこりが見つかり 筋硬結 または 索状硬結 と呼びます
筋硬結は、筋肉の疲労や外傷などが原因で生じます
これができると、筋肉を思い通りに動かすことができなくなり、体のゆがみを引き起こします
体の筋肉は全体につながっているので、どこかにゆがみが出て動きが悪くなると、全体のバランスが悪くなります
筋硬結は骨と勘違いするほど硬い筋肉のしこりで、押すと痛みを感じます
筋硬結があって押すと痛みを感じるゾーンを圧痛点といい、圧痛点の中には、押した部分だけでなく、他の部分まで痛みが広がる特別な場所 慢性の痛みを引き起こす トリガーポイント
他の場所に痛みを生じさせる関連痛を起こします
トリガーポイントができたことで起こる痛みが筋筋膜性疼痛症候群
適切な治療でほとんどは改善されていきます
頭部 顎関節 肩 頚部(首)腰 下肢(足)といった体の様々な場所で起こる痛みの大半

他の病気・病態と間違われがちな部位
小殿筋 大胸筋 上部僧帽筋 斜角筋

筋筋膜性疼痛症候群が重症化すると線維筋痛症になる可能性が高くなります
疲労感 倦怠感 睡眠障害 頻尿 便秘や下痢 顎の痛み 体が冷たく感じられる しびれ感 こわばり 不安感 抗うつ感 焦燥感 が強く出る
痛みの悪循環
① ケガがきっかけで炎症が起き発痛物質が作られ、痛みセンサーによって知覚神経から脳に信号が送られて痛みを感じる
② 脳が痛みを感じると交感神経が緊張して血管や神経が収縮し、末梢の血流が悪くなる
③ 血流が悪化すると十分な酸素が組織に運ばれなくなり、組織が酸素欠乏を起こす
④ 酸素欠乏によって発痛物質が作られて、脳に痛み信号が送られる
トリガーポイントと脳の両方で痛みを止める
痛みの悪循環を断つ

発痛物質の洗い流し
交感神経のブロック 末梢の細い血管を拡張し、血行を改善します
筋緊張の改善
痛覚伝達のブロック

慢性の痛みは筋肉のけいれん・スパズムで起きているもの 鍛えるのではなく、筋肉をほぐす
慢性腰痛 筋痛症 は安静は必ずしも有効ではなく、できるだけ普段の動きを維持 ある程度体を動かす

ストレスは心理的なもの痛みを増幅する可能性が大きい
不安や恐怖、緊張感といった心の状態、痛みからくる苦痛、同じ姿勢や動作を取り続けることによる特定部分の筋肉の酷使など、心理的なストレス、身体的なストレスが続くと、交感神経がいつも緊張した状態となり、筋肉も緊張した状態が続くことになります
それが筋肉の硬いしこりである筋硬結をつくりだし、トリガーポイントとなって、筋肉の慢性的な痛みを引き起こすことになる

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